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01 営業利益、経常利益ともに増加
中小企業の経営情報等を調査
中小企業庁が3月に公表した「令和6年中小企業実態基本調査」(令和5年度決算実績)の速報によると、
2024年度の中小企業1企業当たりの売上高は2.1億円(前年度比0.3%減)でした。
1企業当たりの営業利益は778万円(同2.2%増)、経常利益は991万円(同1.3%増)となっています。
また、1企業当たりの従業者数は9.7人で前年度比2.7%の減少。
設備投資を行った法人企業の割合は22.0%(前年度差0.0ポイント増)、
新規リース契約を行った法人企業の割合は13.0%(前年度差0.5ポイント増)となっています。

02 中小企業の収益向上をサポート
価格転嫁等の検討ツールを公開
独立行政法人中小企業基盤整備機構は、2月に「儲かる経営キヅク君」を公開しました。
これは、事業者が利益を得るための売上高をシミュレーションできるツールで、業種別に入力項目を最適化。
多品種(商品・取引先)同時入力や比較分析などのシミュレーション機能を搭載しているため、
商品・取引先ごとの価格転嫁の目安がわかるほか、利益確保のための事業戦略を検討できます。
2024年12月に公開した中小企業が価格転嫁の必要性を確認できる「価格転嫁検討ツール」とともに、
同機構のウェブサ イト上にて無料で利用できます。

03 一般労働者の月額賃金は前年比3.8%増
2024年の賃金の統計調査結果を公表
厚生労働省は3月に「令和6年賃金構造基本統計調査」を公表しました。
調査によると、2024年の一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)の月額賃金は男女計33万400円 (前年比3.8%増)、
男性36万3100円(同3.5%増)、女性27万5300円(同4.8%増)でした。
いずれも1991年以来の高い伸び率です。
また、男性を100とした時の男女間賃金格差は75.8で、比較可能な1976年以降で最も縮小しています。
雇用形態別で見た男女計の月額賃金は、
正社員・正職員が34万8600円、正社員・正職員以外が23万3100円となっています。

04 産学共同研究のマッチングを促進
「大学ファクトブック2025」を公表
経済産業省、文部科学省、一般社団法人日本経済団体連合会は、
全国の大学における産学連携の実績などを取りまとめた「大学ファクトブック2025」を公表しました。
これは、文部科学省が実施した「令和5年度大学等における産学連携等実施状況について」の調査結果を基にしたもので、
国公私立784大学の産学連携に関する情報を掲載。
企業の担当者が共同研究先の探索に活用できるように、各大学の個別シートを検索する機能も提供しています。
また、研究資金などの受入額や共同研究など項目別の大学ランキングも公開しています。