はたらく百景
"スポーツの秋” を職場で楽しむ
暑さが和らぎ、さわやかな風が吹く10月はスポーツをするのにぴったりな季節。
健康のためにも適度な運動は重要であり、国は10月を「体力つくり強調月間」と定めて国民に健康の保持増進や体力づくりを呼び掛けています。
しかし、スポーツ庁が実施した2022年度の「スポーツの実施状況等に関する世論調査」によると、
20歳以上の週1日以上の運動・スポーツ実施率は52.3%で、前年度より4.1ポイント減少したことがわかりました。
これを年代別で見ると20代が49.2%、30代が44.7%、40代が45.9%、50代が47.8%と “働き盛り世代” はいずれも50%を下回っています。
この世代は仕事や家事・育児に忙しく、スポーツをする時間が取りにくいなどの理由で、例年低い傾向にあるようです。
また、デジタル化の進展やテレワークの普及も運動不足の一因と考えられます。
こうした背景を受けて同庁は「働き盛り世代のスポーツ活動の促進には、一日の大半を過ごす職場でのきっかけづくりが重要」だとし、
従業員の健康増進のためのスポーツ活動に取り組む企業を「スポーツエールカンパニー」として認定する制度を実施。
今年は910社が認定され、同庁ホームページで取り組み内容が紹介されています。
その内容はウォーキングイベントやスポーツ大会、スタンディングミーティングなど多様で、
なかにはオリジナル体操を導入するなど楽しみながら行う工夫が見て取れます。
スポーツは従業員同士が交流を深める機会にもなります。
体力づくりの強化に独自の取り組みを始めてみてはいかがでしょうか。
